わたしは、2015年春休みスペシャルshowの最終日の一日前、いわゆる前楽の公演に入っていた(3月30日)。その年の春公演は体感的ということでなく実際公演時間が短くて、なんと1時間半だった。それでも、わたしは自分の好きな子が楽しそうに歌ってる姿、かっこよく踊ってる姿を見れることが幸せだった。それに、その頃東京へよく行っていた永瀬廉くんが松竹座に立ってくれるのが嬉しくかった。(あと超個人的な話をすると席がめちゃくちゃよかった)
公演後、そのまま大阪の友人の家に泊まらせてもらって、千秋楽の日・3月31日は大阪をなんとなく観光して帰った。
どうやって、どんな状況で、ツイッターに流れてきたその事実を、見たか、全然覚えてない。
ただ、
春松竹からの関ジュの新曲「See you again」(今となってはなんだよその曲名)の最後のソロパート、今まではずっとれんだったのに、31日だけは「彼」が歌ったと見て泣いた。
康二くんもれんもみんなみんな泣いていたり涙目だったりしたと見て泣いた。
なぜ仲間である最後のステージを見届けないんだ、とその日コンサートもなかったのに*2見学に来なかった紫耀くんに怒りを覚えた。
KinKanとして康二くんのシンメとしていることが当たり前だった「彼」がいなくなった後は、康二くんを誰が支えるのだと康二くんのモンペみたいな事ずっと考えてた。
「彼」が辞めるなんて信じたくなかったけれど、「彼」のブログを全部スクショしてフォルダに保存した。今までビジュが良かったものしか保存してなかったのに、6人で写ってるものは片っ端から保存したりした。これが最後じゃないよねって思いながら。
でも、そんなこと考えることは無意味だとでも言うかのように、つぎの日「彼」はもう“元からいない”ことになっていた。
悲しいかな、ジャニーズJr.というものは辞めるときに辞めると言わせてもらえない。まああのコンサートではあからさまに辞めることを暗に伝えているようなものだけど、口に出して「辞める」って言えない。
辞めたあと、何事も無かったかのようにジャニーズWebから名前が消え、ジャニーズショップから写真が撤去され、出演していた番組の映像には顔にモザイクがかけられる。
しんどかった。耐えられなかった。「シルエット(関ジュ曲)」を聴いて、シンメに思いを馳せてバイト終わりの夜泣いて帰った。(相当怪しい人だった。)
そんなことをしていた頃からちょうど一年が経った。